治療室からの最新のお知らせ

よくあるご質問

FAQ

よくあるご質問をご案内いたします。
気になる項目をクリックしてご覧ください。

不妊・妊活鍼灸について

A. 生理周期のどの時期からでも問題ありません。
また鍼灸治療を始めるにあたっては、「早すぎる」ことも「遅すぎる」こともありません。
自然妊娠を希望されている方はもちろん、婦人科や不妊専門クリニックへ通院しながら、タイミング療法、薬による排卵誘発法、人工授精、体外受精を受けている方、または、これから受けようとされている方など、どのステップでも問題ありません。お一人おひとりの身体の状態を拝見し、ご事情を伺い、その方に合わせた治療を行っていきます。
しいて言えば、鍼灸に興味を持っていただいた時、それが「はじめどき」です。

A. 卵は生理3周期かけて主席卵胞に成長します。これが身体の自然なサイクルです。
体質改善へのその心身の変化(妊娠するという意味ではありません)は、個人差がありますので一概には言えませんが、だいたい週1回ペースできちんと通っていただくことが大切です。
またご自身でもお灸などのセルフケアをしていただきながら、どんなに早い方でも3ヶ月先、だいたいの方で半年~1年先、場合によってはそれ以上先とみてください。(しかし、翌月妊娠というケースも1度や2度ではありませんでした。本当にわかりません)
体外受精を受ける方は、少なくともその予定の3ヶ月以上前からしっかり心身づくりをされてから臨まれることをおすすめします。
この他に、着床時期や排卵時期など、特別な日に来室をお願いすることもあります。

A. 大丈夫です。むしろ生理痛やPMS(月経前症候群)症状のある方は、その期間に積極的に治療を受けていただくことをおすすめします。
しかし体調に不安があったり「気分的にちょっと・・・」という方は、ご無理なさらずご相談ください。

A. 治療後は血行などの巡りが良くなりますので、以下のことにご留意ください。

  • 運動・・・あまり激しいものでなければ問題ありませんが、普段よりも疲労感が増すということはあるかもしれません。
  • 食事・入浴・・・治療後、1時間ほど空けていただければ大丈夫です。直前のお食事はできるだけ避けてください。
  • お酒・・・治療後、多少のアルコールであれば問題ありませんが、普段よりも酔いが回りやすいということがあるようです。
  • 治療前に飲酒をされた場合は、その日の治療はご遠慮いただくことになりますので、ご了承ください。(治療では、脈を診てお身体の状態を把握しますが、飲酒されると脈が変わってしまい、正しくお身体の状態を把握することができなくなってしまいます)

A. 妊娠中も母体の健康を維持し、安産を迎えるためにも、妊娠後も継続した治療にいらしてください。出産直前までいらしている方もたくさんいらっしゃいます。

妊娠初期は流産の予防、また妊娠に伴う、つわり・むくみ・足のつり・便秘・腰痛などマイナートラブルの治療、そして安産とお腹の赤ちゃんの健全な身体づくりのための治療・・・と、正産期までフォローさせていただきます。

安産のための鍼灸治療をしていると、お産に有効な陣痛が得られやすいため出産にかかる時間が短く、母体への負担が少なく産後の回復も順調なことが多いです。
生まれてくる赤ちゃんも、胃腸が丈夫な元気な赤ちゃんだといいます。
また一時的な過労や冷えが原因で、万が一逆子になった場合でも、安産の治療をしていない方に比べて、逆子の戻りがよいようです。

もちろん、逆子のみの治療もしております。 逆子だと分かったらすぐに治療にかかった方が、戻る率は高いです。

鍼灸について

A. 鍼灸(はりきゅう)というと どういうものを思い浮かべられますか?
太い針金のような鍼をぶすっと刺されたり、てんこ盛りのお灸をのせられて火傷しそうなのを我慢したり・・・。いえいえ、そんな痛くて辛い治療は私も受けたくはありません。(笑)

当治療室では、身体に負担のかからない、安全でやさしい治療を心がけております。

鍼は髪の毛より細く柔かい鍼を用いて治療を行っています。注射針とは違ってほとんど痛みを感じません。
また、どうしても鍼に抵抗があるという方、体質的に鍼を使わない方がよい場合には「刺さない鍼」で治療をしていきます。
使用する鍼は、医療用の完全滅菌されたディスポ-ザブル(使い捨て)を使用しております。
鍼による感染等はございませんので、ご安心ください。

お灸は基本的に心地よい温かさのお灸を使います。跡も残りません。もしそれでも熱いと感じる場合は、遠慮なくおっしゃってください。加減して施術いたします。
症状によってはゴマ粒大の小さい灸(透熱灸)を用います。(透熱灸はチッと感じる程度で薄いかさぶたができることもありますが、かさぶたがとれれば跡は残りません)

また刺した鍼の頭にもぐさのお団子をつけて燃やす「灸頭鍼」というものもよく使います。
燃やす、というと怖いようですが、うっとりするほど気持ちが良いのです。

灸頭鍼
鍼の先にもぐさをつけて、もぐさを燃やします。輻射熱で温かくとても気持ちよいので、患者さんから「やってください」とリクエストがあるくらいです。
腰や臀部の他、冷えているお腹や四十肩などにも用います。

A. 一般的に副作用といわれるような副作用(薬を飲むと、病気は治るけれども胃が荒れて胃痛が起こるなど)はありませんが、身体の巡りが良くなりすぎたり、ふだん緊張状態が続いている人が急にリラックスすることで、副反応として一時的に眠気や倦怠感などを感じる場合があります。身体にとっては良い反応なので、鍼灸治療後は激しい運動や飲酒は控え、ゆっくりお過ごしいただくことをおすすめします。

また、副作用ではありませんが、鍼を刺すことでまれに内出血を起こす場合があります。打撲と同じように紫色もしくは黄色の跡が1週間程度残りますが、その後跡は消えてなくなります。

治療後に気になる症状があれば、遠慮なくご相談ください。

A. 西洋医学的にはまだ解明されていない部分がたくさんあり、現在分かっている科学的な説明だけでは、奥深い鍼灸の効果をすべて説明することはできませんが、少しでもわかりやすいように説明してみたいと思います。

ツボに鍼をしたりお灸をすることで、皮膚に傷がついたり熱を感じたりとごく些細な刺激ですが、それに対処しようと周りの皮膚が赤くなります。

熱や炎症を起こす働き(つまり免疫力、ひいては自然治癒力)を助けて、早く収束させる働きがあります。

小さな傷をつけることで、身体が免疫力を強化するのです。
身体の表面で、そういう刺激の場所(ツボのこと)や、そのつながり(経絡といいます)、その組み合わせ、刺激の強さ、鍼かお灸かなど、効果を出すことを考え出した昔の人は、ホントにスゴイ!と思いませんか?

風邪のとき、解熱剤で熱を無理に下げると風邪を長引かせます。
熱が下がることによって、ウイルスが元気を取り戻してしまうからです。
痛いとき、消炎鎮痛剤を使うと、身体は修復作業を止めてしまいます。
薬で痛みや腫れが一時的に抑えられますが、当然治りは遅くなります。

そして、冷え性、のぼせ、めまいなどの不定愁訴のように、西洋医学では病名のつけにくいケースでも、治療の手立てができるのも鍼灸ならでは。
症状一つひとつをばらばらにみるのではなく、その症状全体の特徴・体質・季節などから、病気の本態・本質を診断し「証」をつかみ、その「証」に基づいて治療をし、その人本来持っている自然治癒力を高めます。
別なことで鍼灸治療を受けていたら、風邪をひきにくくなっていた、疲れにくくなっていた・・・というのは、よくあることです。

鍼やお灸は、身体が本来持っているありがたい働き「自然治癒力」を賦活させて、病気を治したり、治りにくい症状でも楽にさせる技術です。
昔の人がそのことを発見したのは、素晴らしい観察力と、長い長い時間をかけた経験の積み重ねによるものでしょう。「経験」だけでない「理論」も伴っているのが、鍼灸なのです。

もちろん、西洋医学・鍼灸を含む東洋医学、それぞれ得意があります。
単にどちらが優れている・劣っているとかではなく、それぞれの「いいとこどり」で健康に役立てていただければ…。

また、病気のとらえ方で西洋医学と東洋医学の違いをみてみましょう。
西洋医学は「敵(病気)を見いだし撃つ」のが大きな特徴です。まず敵(病気)を見つけなければならないので、どうしてもミクロ的なものの見方になります。
顕微鏡はその象徴といえますね。病気を引き起こす原因となる細菌やウイルス、ガン細胞などを見つけ、薬や手術で敵(病気)を撃つ!イメージは「狩猟」でしょうか。撃つ相手が分からないと、手が打てないともいえます。ですから病院ではまず検査をしますね。

一方、東洋医学では、病の相手は見える必要は無く、病気にならないようにする予防・養生を重視しています。
マクロ的な見方で、心身を含めた身体全体の調和とバランスを重視し、誰もが生まれつき持っている「自然治癒力」(自己回復力)の働きを活発にさせていくのです。イメージでいえば「畑を耕す。よい土壌づくり」です。

鍼灸の良さをもっと多くの方に知っていただきたいと思っております。
鍼灸の世界は奥深く、私もまだまだ研鑽を重ねなければならない身ではありますが、分かる範囲で分かりやすくお答えしていきたいと思います。 いつでもお気軽にお尋ねください。

  • WHO(世界保健機構)が認めた適応疾患名がありますが、これらは、あくまでも西洋医学の診断に基づいた疾患名です。
  • 鍼灸では「証」という独自の理論・診断に基づいて治療していきますので、疾患名による診断・治療はしません。

来室について

A. 施術着をご用意しておりますので、着替えはお持ちにならなくて大丈夫です。
不妊鍼灸で初めてご来室の方は、最初にお身体の状態を把握するため、お手数ですが下記のものをご用意ください。「治療の流れ」も合わせてご覧いただければと思います。

  • 現在までの治療の経過を時系列でまとめたもの(治療開始時期、治療内容、使用した薬、病院名、妊娠経験の有無など)
  • 基礎体温表(つけている方のみ)
  • 血液検査など諸々の検査結果(病院で検査を受けたことのある方のみ)

A. できるだけ遅刻の無いようにお願いいたします。
ただ急なお仕事とかご予定が入ってしまうということもわかりますので、どうしても「遅れそう」「キャンセルになりそう」な場合は、分かり次第、ご連絡をいただけますよう、お願いいたします。
また、予約日時の“変更”も、お早めにご連絡いただけるとありがたく思います。
キャンセル料は、基本的にはいただいておりませんが、当日キャンセルが続く場合は、ご予約をお受けできなくなることがあります。ご了承ください。

ご予約時間にご来室のない場合、15分ほどお待ちしますが、ご連絡がない場合、当方から連絡先電話番号に確認のお電話をさせていただく場合がございます。
また、お待ちした時間によっては、遅れていらしても治療をお受けできない場合がありますので、ご了承ください。(大幅な遅刻で十分な治療ができないと判断した場合)

遅刻でもキャンセルでも、ご連絡一本いただけると、当方も安心します。
どうぞよろしくお願いいたします。

ヘッドマッサージについて

実際には、お顔にタオルをかけて施術します

水もオイルも使用しない頭の筋膜のもみほぐしです。髪や頭皮や身体に負担をかけず、オールハンドで行う技法です。髪が濡れないので仕事帰りやお昼休みなどでも気軽に施術が受けられるという利点があります。

当治療室のヘッドマッサージは、東洋医学のツボや経絡を心得た、あん摩マッサ-ジ指圧師によるオリジナルの施術内容です。

頭皮以外はすべてタオル越しでの施術になりますので、メイクしたままで施術をお受けできますが、タオル越しに顔のツボを刺激したりするため多少は落ちてしまう可能性はあります。気になる方は施術後にメイク直しをお願いいたします。
また、ゴムやピンなどで髪をセットされている方には、施術前に外していただいております。
ピアスやネックレスの類も、施術前に外していただけますよう、お願いしております。

妊娠経過が良好でしたらお受けいただけます。但し施術中はあおむけの体勢となりますので、苦しくなければ大丈夫です。
むしろお母さんがリラックスすることは、お腹の赤ちゃんにも好影響を及ぼすと考えられます。