治療室からの最新のお知らせ

治療と仕事の両立のために

4月から不妊治療に保険適用が認められました。経済的な負担が軽減され、これを機会に一歩踏み出してみようと思っている方も多いのではないかと思います。
一方、通院頻度や日程調整など、女性側の時間的な制約も大きく、私の患者さんの中でも時間をやりくりしながら何とか治療と仕事を両立させていたり、治療を優先するためにポジションチェンジして仕事をセーブしたり、制度や職場環境によっては辞めざるを得なかったりするケースもこれまで度々見受けられ、本当に何とかならないのかと歯痒い思いをすることもありました。
いかに治療と仕事と両立させるかも、大きな問題ですね。

その課題への厚労省としての働きかけとして、不妊治療と仕事との両立がしやすい環境整備に取り組む企業を認定したり、中小企業に対しては助成金を出したりしているようです。
しかし、こうした働きは、もっと広く知られるようにすべきです。

両立しやすい環境整備の中には、制度面の他、上司や同僚など職場の理解も不可欠ですね。
社会自体が不妊治療に関する認識を深めるととともに、人としての「おたがいさま」と「感謝」の気持ちが大事なのではないかと思うのですが、そう簡単にはいかないのでしょうか。。。

会社の制度が気になった方も参考になりそうです。
厚労省のサイトはこちら↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14408.html