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梅雨時期の養生。水分代謝アップでスッキリと!

梅雨真っ只中。毎日雨が続いて、ジメジメムシムシベタベタ―。
「なんだかだるい」「体調がすぐれない」など体調不良を訴える人も多くなります。
こうした不調は、実は身体が水分を溜め込んでしまうことに原因があります。

水分は身体に溜りやすい
日本の気候は、非常に多湿です。そのため体内に水分が溜りやすくなります。
東洋医学では、水分を体に溜め込んでしまうことを湿邪(しつじゃ)といいますが、湿邪は胃腸の働きを低下させるので、消化吸収する力や栄養や水分を身体全体に行き渡らせる力が弱まると考えています。
こうして身体に水分が溜まることで、むくみが生じたり、だるさなどのすっきりしない疲れを感じやすくなります。
また身体に溜まった水分は冷えを呼ぶので、冷え性も悪化し、代謝が乱れます。
代謝が乱れると、ホルモンバランスの乱れも生じやすくなります。
女性にとってはまさに悪影響以外の何物でもないといっても過言ではないでしょう。

水分を溜め込まない身体にするには?
ジメジメとした気候が続く時期は、体内に溜まった水分を排出するデトックスを!
代謝を上げて血行を促すために運動などを行ったり、水分代謝を活発にする食物を積極的に取り入れましょう。

デトックス効果抜群の食物を積極的に摂る
大豆、枝豆、ソラマメなどの豆類は、体内の水分を排出してくれる働きがあります。
また食べるだけでなく、黒豆茶などお茶として飲んでも効果があります。胃腸を冷やさないように、できるだけ常温か温めたものを飲むようにしましょう。

お風呂に入って代謝をアップ
入浴をシャワーだけで済ませている人は、ぜひ湯船に浸かる習慣をつけましょう。
血行が良くなり汗がたくさん出ることによって代謝があがります。習慣化していくと、入浴中だけでなく日常生活の中でも汗をかきやすくなり、体内に水分を溜め込まなくなっていきます。
またこれから暑くなる時期に向けても、汗をかきやすい身体にしていくことは、熱中症対策にもなります。

水分代謝アップのツボ
梅雨時期に調子を崩しやすい方は、このツボへお灸を。
是非お試しください。

三陰交
足の内くるぶしの一番高いところから、
自分の指で4本分上で、頸骨という骨の後ろ際のくぼんでいるところ、
押すとずんとした痛みを感じるところです。