治療室からの最新のお知らせ

春の養生 冷えのぼせのツボ

立春も過ぎ、まだ寒い日は続きますが、
陽ざしは春の温かさを感じることが多くなりました。
春の訪れはうれしいのですが、気温の変化が激しく、
冷えのぼせの状態になりやすい季節でもあります。
冬の冷気の名残で手足の先が冷えやすいにもかかわらず、気温が上昇するため、
「頭寒足熱」ではなく、「頭熱足寒」となりやすくなるのです。

東洋医学では、冷えのぼせを上実下虚(じょうじつかきょ)といいますが、
めまい感や、頭痛、耳鳴り、集中力低下、イライラなど、
さまざまな不快な症状を引き起こします。

春先に調子を崩しやすい方は、この3つのツボへお灸を。
お家でのリラックスタイムに、心地よい強さでじんわり指で押してもいいと思います。
(ぐいぐいと押しすぎないようにご注意くださいね)
是非お試しください。

太衝(たいしょう) 
足の甲で、親指と人差し指の骨が交わるところにあるくぼみの中で、
押さえてずんと痛みのあるところ。または気持ちのいいところ。

湧泉(ゆうせん)
足の裏、土ふまずの前の方。足の指をギュッと曲げたときにくぼむところ。

足三里(あしさんり) 
膝のお皿の下のくぼみから指4本分下がった外側。骨際にとる。
押さえてずんと痛みのあるところ。または気持ちのいいところ。